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高慢と偏見 [イギリスドラマ]

イギリスドラマ「高慢と偏見」(Pride and Prejudice)を観ました。

高慢と偏見[Blu-Ray]

高慢と偏見[Blu-Ray]

  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • 発売日: 2013/10/25
  • メディア: Blu-ray

1995年の作品。IMDb評価は8・8。ジェーン・オースティン原作。BBC制作。「高慢と偏見」はたくさんドラマ化映画化されていますが、この作品が最も評価が高いのでトライしました。評判通りとても素晴らしい出来のドラマでした。

知性があり勝気、観察力のある5人姉妹の次女エリザベス(ジェニファー・イーリー)と資産家で表面は気難しいと思われているが実は誠実なダーシー(コリン・ファース)の二人の結婚に至るまでの過程を中心に、温和で美女の長女ジェーン(スザンナ・ハーカー)と資産家で好青年のビングリー(クリスピン・ボナム・カーター)の恋愛、恋に恋して分別ない五女のリディアと士官で遊び好きの色男のウィッカムの突然の駆け落ち、エリザベスの友人のシャーロットといとこで牧師、堅苦しい弁舌に皆をうんざりさせるコリンズの結婚を交え、描かれています。

登場人物のキャラクターがそれぞれ際立っていて、とても面白かったです。美男美女のカップルで好感持てるジェーンとビングリー、意地悪なビングリーのお姉様たち、説教長くていつも令夫人を気にして令夫人を信仰してるような気持ち悪いコリンズや、経済力だけを求めて愛のない結婚を選んだシャーロット、娘の結婚しか頭にないおしゃべりな姉妹5人の母親、冷静沈着な父親、亡くなった父がダーシーの父の執事をしていた関係でダーシーの家からお金を散々もらっては散財し、女遊びに明け暮れている裏側の顔を持つウィッカム、ウィッカムの裏の顔を知っていて尻拭いをしても誰にも明かさず実は誠実なダーシー、一度はウィッカムに傾くもダーシーの本当の顔を知ることになり恋するようになるエリザベス…。

好青年のビングリー役を演じたクリスピン・ボナム・カーターはヘレナ・ボナム・カーターのいとこだとのこと。またダーシー役のコリン・ファースはダーシー役にピッタリでした。ジェーン役のスザンナ・ハーカーが彫刻のような美しさでした。男の子の跡取りがいないと家の財産は引き継げなくて、この5人姉妹の家ではいとこのコリンズにすべての財産が行ってしまうという当時19世紀イギリスの法律が何とも息苦しく、女性の居場所を無くしているなあと思いました。19世紀の貴族社会を垣間見れ、人物像が良く描かれたストーリー展開の面白いドラマでした。原作を読んだことがないので読んでみようかなあと思いました。naonaoお勧め度★★★★★

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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-09-07 19:14) 

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