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silent [日本ドラマ]

日本ドラマ「silent」を観ました。

silent -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2023/08/25
  • メディア: Blu-ray

2022年の作品。IMDb評価は8・3。「泣ける」ドラマとしてバズッたドラマだったので観ました。絶妙なタイミングでかかる音楽、手話、静かな音のない世界、それぞれの人を想うまっすぐな気持ちが痛いほど伝わり、毎回泣きモード。時には号泣。いいものを観ました。

紬(川口春奈)は高校の時に付き合っていた想(目黒蓮)と8年ぶりに駅で再会し、彼は通常の会話ができず手話を使い始めた。ショックを隠せない紬…。突然聴覚を失った想は当時恋人の紬にもそのことを告げずに、一方的に別れを告げていた。想と一番の親友で、今は紬の恋人である湊斗(鈴鹿央士)も紬と想の再会少し前に、想の耳が不自由である事実を知る。紬は想とコミニュケーションを取りたい一心で手話学校へ通い、手話を習い始め、想と頻繁に会い始めると、聴力を失ってからいつも想と一緒にいた奈々(夏帆)が不安になり、湊斗も紬を振ることに…。

お互いの気持ちをまっすぐ伝えることがいかに大切か、それが手話であろうとなかろうと(たぶん外国語であろうとなかろうと)その大切さを思いました。現実ではそう簡単にはいかないけれど、それでもそれが最も大切。言葉にすることが最優先。思いの丈を伝えること。このドラマの強いメッセージだった。

みんな素晴らしかった。いい人たちばかりのドラマだった。主役二人(まっすぐな紬が川口春奈さんにぴったり、目黒蓮くんは顔の表情演技が抜群だった。目黒くん、鈴木亮平さんやカン・ハヌルくんに似てる)はもちろんだったけど、個人的には湊斗(鈴鹿央士)くんに一番やられた。こんなにも優しさの塊で、周りに気遣いして、挙句にうまくいってる紬と仲をなきものにするだなんて。こんな人本当にいるのか?と思ったキャラ。でもこういう人はきっとどこかにいるのでしょう。彼には絶対に幸せになってもらいたい、そう強く思いました。奈々演じた夏帆さんが手話通訳なしに自由に手話ができるレベルにまでなっていたと記事で読みましたが、本当に彼女は素晴らしかった。彼女の演技を観るのは、岡田将生くんとの共演の学園ドラマ以来。凄い昔。キュートさは依然健在でまるで年取ってないみたいだった。すべて手話の演技がナチュラルすぎて圧巻だった。

小田急線の世田谷代田駅、渋谷のタワーレコードが頻繁に映り、ちょっと出かけてみたくもなりました。カフェはどこ?と調べたら渋谷駅から15分くらいのアネアカフェ松見坂という名のカフェだとすぐわかりました。また想が読んでた本や奈々に貸してた本など調べたら、若菜晃子の「途上の旅」「旅の断片」、峯澤典子の「微熱期」「水版画」であることもすぐ判明。ちょっと読んでみたいなと思いました。

役者も揃い、セリフも良かったし、映像も良かった。サイレントの題名通り静かなドラマだった。手話しているときのその静かさが何と心地いいことか。だからなのかドラマの没入感が半端なかった。音楽の入り方が絶妙で、感情が高まったその瞬間に間髪入れず音楽が入るので余計に涙を誘いました。残り何話かが少し失速した感があったけど、それでも秀逸なドラマでした。韓ドラや華ドラばかりに走っている今日この頃。日本のドラマもいいと教えてくれた一本になりました。naonaoお勧め度★★★★★

おまけ:主題歌、official髭男dismのsubtitleの曲が頭から離れない。


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naonao

>nice!をいただき、皆様ありがとうございます。
by naonao (2022-12-29 09:27) 

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