浪漫ドクターキム・サブ3：naonao　日々のこと：SSブログ

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浪漫ドクターキム・サブ3　[韓国ドラマ] [編集]

韓国ドラマ「浪漫ドクターキム・サブ3」(Dr.Romantic 3)を観ました。

アーティスト: VARIOUS
出版社/メーカー: KAKAO ENTERTAINMENT
発売日: 2023/06/27
メディア: CD

（DVDは未だ発売されておらず。CD載せてます）

2023年の作品。IMDb評価は8.4。メディカルヒューマンドラマ。人気のある「浪漫ドクターキム・サブ」のシーズン3。大学から分離独立したトルダム病院のほかに、キム・サブの念願だった外傷センターを隣にオープンさせ、そこで奮闘するキム・サブや彼の下で働く医師たちを描いています。お馴染みのメンバーがそれぞれ大活躍しいつもながらハラハラドキドキ、泣けて、笑えて、医師たちに頭が下がる思いで観てました。シーズン2(→https://naoazucar.blog.ss-blog.jp/2022-03-31)に続き、感動ドラマは変わらず。相変わらず素晴らしいドラマでした。

脱北し負傷した人を船上で治療手術するトルダム病院の医師たち。船上だけでは治療手術が不十分なのでヘリで患者を病院に運ぶことにしたが、船から脱北者は18時間出れない決まりになっている上もし病院に行っても脱北者がいるとなると短い間でも問題になるため病院では秘密にしなければならない。秘密にしておくのにとってもいい場所、それはトルダム病院の隣に建てた近々オープンする予定の外傷センターだった。トルダム病院長で外傷センターオープンに向けて尽力してるパク・ミングク（キム・ジュホン）が、ウンジェの父で外傷センター長をお願いしているチャ・ジンマン（イ・ギョンヨン）を連れて来ると脱北者を運んだことを知りひと悶着。またちょうど韓国に来ている北朝鮮の代表団が対話をせずに戻ってしまい、亡命者を戻せと政治問題に発展することにもなりそう。その一方で外傷センターでは電気工事を行政室長（イム・ウォ二）がすっかり忘れ、院内が停電する事態に。手術をしていた医師たちはびっくりするも冷静に判断。何とかやっているうちに電気が復旧。また暴力を振るう脱北者を止めるウジン（アン・ヒョソプ）は危うく怪我をしそうになる…。

のっけから夢中にさせるような問題が次から次へと発生。そして問題が解決して少しゆっくりするとまた次なる問題が発生。それが連綿と続きます。患者は途切れることなく次から次へと運ばれ、時に難しく苦しい選択を迫られます。結構怖かったのが、建物の崩落事故が起き建物の中にいる負傷者の治療をするためウジンとウンタク（キム・ミンジェ）が入っていき、二度目の揺れが起きた時にウジンの左手に鉄筋が突き刺さったこと。外科医としての生命線であるウジンの手の負傷はキム・サブの手術により何とか動くようになりましたが、これは痛々しく怖かった。またたくさんの人を怪我の程度によって選別するトリアージがとっても辛く厳しい作業で、ウンジェも涙を堪えながらこの作業に当たり、観てるこちらも辛かった。それと銃で撃たれた患者がたくさん病院に押し寄せ、その中には銃を持ち逃走している人がいるとの情報があり、軍人たちが大挙してやってくる中、ウジンはその銃保持者が自分が連れてきた患者だと気づき、自分が人質のような形で対峙したこと。最後に無事犯人が捕まった時、キム・サブはウジンが銃で撃たれたのではないかと心配し何もなくて良かったと声を掛け、ウンジェは半分怒って半べそをかいて彼を心配。「もしキム・サブに出会わなければ、もしウンジェに出会わなければ今の自分はなかっただろう」とウジンが感謝しているシーンがとても良かった。少し前には皆で忙しい仕事の合間に雑談していて「毎日が春みたいだ」とウジンが思っているシーンも。シーズン2からのウジンの変わりように何だかとっても安堵し、人との出会いがどれほど大切なのか、ウジンがいい人たちに会えてよかったね、と思いました。

仕事が忙しすぎて妻とは別居状態で、娘（この娘が可愛かった）がいきなり病院に訪ねてきた救急医学医インス（ユン・ナム）は、病院に運ばれた代議士の息子を他の救急患者を優先している間に死なせてしまい、しばらく精神状態が不安定になります。代議士は外傷センターに政府からお金を出す出さないの発言権を持っており、自分の子供がここで亡くなったことで政府からお金を出させないように働きかけようとします。しかし、火事があり自分もその火事に巻き込まれ他の重症の消防団員がキム・サブたち医師たちによって夜通し手術によって救われたことを知った時、そしてキム・サブの言葉によって代議士も心を動かされます。結果的には外傷センターにお金が降りることになりました。

またウンジェの父親の後に外傷センター長のポストに就いたのは、かつてトルダム病院のキム・サブの下で働きアメリカから戻ったカン・ドンジュ（ユ・ヨンソク）でした。原理原則に厳しいドンジュは若い医師たちから反発を食らい、ストライキまで彼らが起こしたため、ちょうど外部からのチェックが行われていた時で外傷センター存続自体が危機的になります。そして森林火災が起き化学工場が火災に遭い、たくさんの患者が押し寄せる中、火の手がトルダム病院にまで迫っていて今度は患者を避難させる必要が出て、やっと避難が終わったころ最後の最後に恵みの雨が降りトルダム病院、外傷センターは燃えずに済み、どうやら火災事故の患者たちへの的確な処置が評価され、外傷センターも生き残れる感じでした。

ウジンとウンジェは恋人同士から同棲し、ウンジェの父にバレないようにと色々ウンジェが気をもんだあと、父はちゃんとお見通しで最後は二人を認めます（ウンジェの母が大反対しウンジェは「子離れしてくれ」と母に言い放っていたのも成長したなあと思いました）最終的にはウジンがウンジェに指輪を贈ってプロポーズするハッピーエンド。ウンタクとアルム（ソ・ジュヨン）もアルムがウンタクを心配してもウンタクが無反応なのでアルムが怒り出して別れの危機もありましたが、最後は和解。新人二人も、一人は初めからずっとここに残るつもりでもう一人が去ろうかどうか迷っていたけれど最後はもうワンクール居残ることに決め、さよならパーティでなくウエルカムパーティとウジンとウンジェの同居生活のお披露目パーティを兼務したパーティを開いてました。

キム・サブは納得した理想のチームで外傷センターもできたことに喜んでいたようだったし、ウジンもトルダム病院から外傷センターに移って働くことを選択。シーズン1に出てたユン・ソジョンがニューヨークから戻って来てまたトルダム病院に加わるところで終わりでした…。

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のキャスト5人（ウ・ヨンウと同僚の弁護士2人とウ・ヨンウの友人、よく行く店のマスターなど）がキム・サブのところに医者の面接に行くという役で、2話の冒頭にちらっとだけカメオ出演。それがお楽しみでした。またビリー・ジョエルのStrangerやシンディ・ローパーのTrue Colorsがドラマの中で使われていて懐かしいことこの上なかった。そしてさびの部分だけ頭の片隅に残っていた曲であまり馴染みのない曲だったけれど（調べたら）ジム・クロウチのTime in the Bottleでした。この曲の歌詞がまた素敵。～「時間がボトルにキープできれば君と永遠に時を過ごすために時間を取っておきたい」

毎回毎回手術シーンが出てきて血だらけ。シーズン2でもこんなに手術シーンが出てきたっけ？と思ったくらいたくさん出てきました。そのために面白いドラマだけれど続けて観るにはしんどい時がありました。医者はどんな患者でも助けようとするし、休んでいる間にも呼び出しがあれば出ていくし、もう仕事を上がる時間でも緊急患者が来れば上がらずにそのまま手術に入ったりする。本当にこの手のドラマを観る度にお医者さんたちには頭が下がる思い。キム・サブの言葉「俺たちがなぜ存在するのか諦めずに考えろ。考えるのを諦めた瞬間、俺たちの浪漫も終わる」このドラマのファンは早くもシーズン4を期待しています。naonaoお勧め度★★★★★