タンタラ～キミを感じてる

韓国ドラマ「タンタラ～キミを感じてる」(Entertainer)を観ました。

タンタラ~キミを感じてるDVD-BOX(12枚組)

• 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
• 発売日: 2017/03/03
• メディア: DVD

2016年の作品。IMDb評価は6・6。チソン主演。芸能事務所から独立して新しいグループをデビューさせる奮闘ドラマ。いつも歌が流れ、若いキャストだったのでとっても爽やかなドラマでした。

ソクホ（チソン）が事務所から独立しようと思った矢先、作曲家とのトラブルを起こし作曲家は自殺し葬式に駆けつける途中交通事故を起こし刑務所へ。そして主力の自分が育て上げたグループ・ジャクソンが会社に残留となり、資金調達もうまくいかなくなる。自殺を考えたその時、美しい声が流れてくる。ハヌル（カン・ミニョック）の歌声だった。しかし彼は前科があり、でもそれは濡れ衣であった…。

前科のあるハヌル、ジュリアード出身のカイル（コンミョン）、子持ちのヨンス（イ・テソン）ヘリコプターペアレントを持つジェフン（ビョンホン）の4人とハヌルの姉グリン（ヘリ）をマネージャーに迎えてスタートを切ったタンタラバンド。ソクホは何とか彼らを人気バンドに押し上げようと奮闘。ハヌルの濡れ衣を晴らしつつ、ジャクソンで育てたジヌ（アン・ソヒョブ）の濡れ衣をも、またこの事件に関わったルナ（ユンソ）の後押しも最後にします。ジヌは昔発表した曲が別の人の曲であることを発表。また大物歌手は自分の作曲と発表していた曲がハヌルの兄の作曲であることを発表。ハヌルの兄はソクホとも仲が良く、命を絶っていたこともわかります…。

パク・シネちゃんがコーヒーを差し入れにちょっとだけ顔を出したのがサプライズでした。カメオ出演。またハヌル役のカン・ミニョックくん、パク・シネちゃんと共に「相続者たち」に出ていたなあと思いました。それからオ・ジョンセさんも記者役で出てたのがサプライズ。

観ていたときには知らずに観ていたのですが、ソ・ガンジュンくんもカメオ出演。カイルと同じジュリアード出身の有名ギターリスト役で出てました。ソ・ガンジュンくんはコンミョンくんと同じグループ5urpriseの元メンバーで基本的にこのグループは俳優を目指すグループとのこと。

凄く若いマネージャーグリとソクホの恋愛の部分が中途半端で要らなかったけれど、音楽が絶えず流れて気分よく気軽に観れて、その上チソンさんの素晴らしい演技を観れてそれだけで満足のドラマでした。naonaoお勧め度★★★

被告人

韓国ドラマ「被告人」(Innocent Defendant)を観ました。

被告人 DVD-BOX1

• 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
• 発売日: 2018/01/26
• メディア: DVD

被告人 DVD-BOX2

• 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
• 発売日: 2018/02/02
• メディア: DVD

2017年の作品。IMDb評価は8・1。チソン主演。前の晩に子供の誕生日を祝って床につき朝起きたら刑務所の中だった…。極上のサスペンスミステリーで、目が離せず夢中になって一気に観てしまいました。ハラハラドキドキ、ストーリー展開もいつもあっと言わせる展開で、その上検事役、囚人役のチソンさんの演技力が半端なくて、双子の兄弟役を演じわけたオム・ギジュンさんと共に素晴らしかったです。

なぜ刑務所にいるのか全くわからない熱血漢の検事ジョンウ（チソン）。記憶を失くし、自分が妻と共に娘の誕生日を祝った夜に寝てからの記憶が一切ない。実はジョンウは財閥一家の次男であるチャン・ミノ（オム・ギジュン）を追っていた。彼が実の双子の兄を殺し兄に成りすまし、社長になっていたのだ。そのことを知っているのはジョンウと一緒に組む捜査官だけ。

ジョンウは妻を殺し、娘を野山に遺棄したことになっていて死刑囚となっていたのだった…。

物語は財閥の次男チャン・ミノが、双子の兄チャン・ソノを殺し、兄に成りすましたのをジョンウだけに見破られていたため、ジョンウの妻を殺し、ソンギュ（キム・ミンソク）に依頼して娘を連れ去るよう指示。チャン・ミノは自分がチャン・ソノではないと見破る周りの人を次々と殺害し、証拠を隠滅し続ける。しかし、ジョンウは2度も記憶を失くしながら徐々に記憶を取り戻し、娘を取り戻したかったら自分が妻殺しをしたと自供せよとのチャン・ミノの指示のままに囚人となり、そして脱獄まで企て見事成功させ、チャン・ミノの殺人を立件させたのでした。

ドラマの見せ方、真実をどこまで見せるかがとってもうまいドラマでした。そのためにかなりハラハラドキドキ。そして先が観たいという欲求が常にありました。そして熱血漢のジョンウと残虐なチャン・ミノの対決が鮮やかに描かれ、その周りの人々の心情描写もとってもうまかったです。やくざで敵対関係だったのにいつしか仲良くなってしまっていた囚人仲間のチョルク（チェ・ジェユン）、裁判でもいつも対決してたのに彼女だけがジョンウの弁護を引き受けてくれた弁護士ウネ（ユリ）、姉と姪を奪われた憎しみいっぱいの義理の弟で刑務官のテス（カン・ソンミン）、長い間ジョンウの友で同僚の検事でありながらチャン・ミノと手を組むジュニョク（オ・チャンソク）、囚人仲間で兄さんと慕い出所しジョンウの娘と長く隠れていたソンギュ…。

本当にいいものを観ました。お勧めです。naonaoお勧め度★★★★★

秘密

韓国ドラマ「秘密」(Secret Love)を観ました。

秘密 コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• 発売日: 2017/09/20
• メディア: DVD

2013年の作品。IMDb評価は8・1。たくさんの賞を獲っています。憎しみがどんどん愛に変わっていくサスペンス・メロドラマ。チソン主演。恋人の事故の罪を被って服役した女性と、地位を守るために恋人に罪を着せた検事の男性、その事故で恋人を亡くした御曹司、御曹司と政略結婚する予定の女性の4人の人間模様を描くドラマです。

雨の激しく降る夜に、検事ドフン（ペ・スビン）が運転をし恋人ユジョン（ファン・ジョンウム）を助手席に乗せていた。車は激しくスリップし何かに当たったようだがその日はそのまま帰宅。翌日車の持ち主のユジョンのところに警察が来て、人をはね死亡させていたとのこと。ユジョンは自分が運転をしたといい、恋人ドフンのために罪を被る。裁判所では皮肉なことにドフンが担当することに。5年の刑期が下る。ユジョンは妊娠しており子供を出産。刑を軽くする審査が行われたとき、恋人がはねられてしまった御曹司ミニョク（チソン）はとことんユジョンを貶めたいと刑期を軽くしないようドフンに圧力をかけ、ドフンはそれに負けてユジョンの刑期を軽くできなかった。

出所したユジョン。ドフンは世間体からもユジョンと結婚もできず、二人は別れを告げる。その間、ユジョンは御曹司ミニョクと距離を狭め、ドフンはミニョクの婚約者セヨン（イ・ダヒ）と距離を狭めていく…。

ミニョクが恋人を殺された憎さからユジョンを憎み、必要以上に色んなことを仕掛けてくるのですが、そのうち毎日顔を合わせて彼女の言動を見るにつけ、どんどん惹かれていきます。またユジョンも陰で支えてくれていたことを知って、心惹かれます。一方、ドフンは出世することだけに集中して助けてくれた元恋人ユジョンを顧みません。彼女が刑務所にいる間、彼女の父親が痴ほう症に罹ってしまいますが、自分の娘が身代わりになったことだけはちゃんとわかっていてドフンに告げると、ドフンは怒ってフラフラ外に出て行ったこの父親をどこかへ連れて行き放置し死なせてしまいます。ドフンは出世するにつれミニョクの婚約者のセヨンと接する機会が増え、彼女に惹かれていきます…。

だいたいいくら恋人であっても、人身事故の罪を身代わりになるだなんてあり得ないと思うのですが、このドラマはそういう設定で、でもいくらこの設定に違和感を覚えてもドラマが面白くて次から次へと観てしまいました。このドラマではドフンがすごい悪者でした。恋人に罪を押し付け、恋人の仮出所を邪魔し、彼女の父を殺し、と。二人の間にできた子供は虐待してると嘘の通告をされ、子供を取り上げられると亡くなってしまったと報告を受けます。でも最後に実は生きていたというすごいビックリな話が出てきて、ドフンの母方の親戚に預けられているのでした。

「キルミー・ヒールミー」で共演したチソンさんとファン・ジョンウムさんのコンビでしたが、チソンさんが相変わらずすごい演技力でまたも感心して見入っていました。そしてチソンさんもまた作品に恵まれていているなあと思いました。またファン・ジョンウムさんは他のドラマでは明るくてハイテンションで軽いノリで演技してちょっと鼻につくことがあるのですが、さすがにここではシリアスでちょっと可愛そうな役柄でした。イ・ダヒさんは「君の声が聞こえる」で検事役でしたが、ここでもキリリとして格好いい役でした。他にも、「あやしいパートナー」の法律事務所の代表役のイ・ドクファさんがミニョクの父役、「魔女の恋愛」のジヨンの母役のヤン・ヒギョンさんがドフンの母役、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」のジナの母役のキル・ヘヨンさんが交通事故で亡くなったミニョクの恋人の母役、「彼女はキレイだった」の編集長役のファン・ソクチョンさんが刑務所仲間役で出てました。

テーマが重かったけれど、チソンさんの素晴らしい演技を観れてそれだけでも大満足です。naonaoお勧め度★★★★★

キルミー・ヒールミー

韓国ドラマ「キルミー・ヒールミー」(Kill Me,Heal Me)を観ました。

キルミー・ヒールミー スペシャルプライス版コンパクトDVD-BOX1<期間限定>

• 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
• 発売日: 2019/01/11
• メディア: DVD

キルミー・ヒールミー スペシャルプライス版コンパクトDVD-BOX2<期間限定>

• 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
• 発売日: 2019/01/11
• メディア: DVD

2014年の作品。IMDb評価は8・3。たくさんの賞を獲っています。ヒーリング・ラブコメディ。パク・ソジュンくん観たさに観たドラマでしたが、チソンさんの虜になってしまいました。多重人間演じるチソンさんの演技力に脱帽のドラマでした。

ドヒョン（チソン）は御曹司であり副社長を務め穏便な性格ですが、ある時は凶暴で攻撃的なセギに、ある時はお酒好き、釣り好きの中年男性フェリー・パク、またある時は自殺願望のある高校生ヨソプ、リオンが大好きな女子高生ヨナ、ナナ、X…と、７つもの顔を持つ多重人格者。彼がアメリカから韓国に戻る飛行機の中で、リオン（パク・ソジュン）と会います。リオンは顔を出さない有名作家で、彼の双子の妹リジン（ファン・ジョンウム）がその後ドヒョンの専属精神科医として彼の家に住み込み治療にあたっていきます…。

涙あり、笑いあり、切なくて、ホッとしてと色んな感情が渦巻くドラマでした。

とにかくチソンさんの7変化の演技力が半端なく、声のトーンやしぐさや動き、顔の表情、目の表情の一つ一つに至るまで繊細に変えての演技力が本当に魅力のドラマでした。「オッパ～」と叫んでパク・ソジュンくん演じるリオンに抱きつこうとするヨナになり切るチソンさん、爆笑でした。このドラマで一気にチソンさんのファンになってしまいました。

医師として患者に恋をしてはいけないはずなのに、どんどんドヒョンに惹かれていくリジン。リジンとリオンは実は本当の兄妹ではなく、それを知っている兄リオンが妹リジンが好きだという感情が抑えきれなくなったり、リジンとドヒョンは実は小さな時に同じ地下室に閉じ込められていて、後に記憶が蘇って繋がりがあったことがわかるというのも、韓国ドラマらしかったです。

リジンの戸籍をドヒョンが無戸籍だったため横取りすることとなります。ドヒョンの父は御曹司でドヒョンは愛人に生ませた子供でした。火事を起こした時にリジンがいなくなる事件も起き、またドヒョンの父がリジンを地下室に閉じ込め虐待していたため、それを食い止めることができなかった幼いドヒョンが、心が壊れて二重人格者になってしまったのでした。傷を負った心を処理しきれずにたくさんの人格が出てきて、傷が癒されるごとに人格が消えていきます。リジンもドヒョンもドヒョンの父によってお互いが傷ついていて、二人がその記憶を思い出し話すことで更に癒されます。

「ファン・ジニ」の師匠役のキム・ヨンエさんがドヒョンの祖母役、「ミセン」の鉄鋼チーム代理役のオ・ミンソクさんがギジュン役で社長役、「君主の太陽」で女優役のキム・ユリさんがドヒョンの初恋相手役でギジュンの婚約者役、「相続者たち」の秘書役のチェ・ウォニョンさんがドヒョンの秘書役、「太陽を抱く月」のイ・フォンの内官役のチョン・ウンピョさんがドヒョンが相談に行った医師役でした。

このドラマはチソンさんの演技力あってのドラマでした。本当にお見事というしかありません。その上ストーリーも面白く、音楽も特に泣くシーンで使われていた曲が素敵でした。一見の価値ありです。お勧めです。naonaoお勧め度★★★★★

知ってるワイフ

韓国ドラマ「知ってるワイフ」(Familiar Wife)を観ました。

知ってるワイフ コンパクトDVD-BOX[スペシャルプライス版](特典なし)

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• 発売日: 2020/12/16
• メディア: DVD

2018年の作品。IMDb評価は7・5。私の好きなタイムスリップもののラブストーリー。日本でもリメイクし今「知ってるワイフ」が放送中ですが、韓国版がオリジナル版です。

「キルミーヒールミー」のチソンさんと「屋根部屋のプリンス」のハン・ジミンさんが主演。もしあの時違う選択をしていたら？という人生の選択をタイムスリップしてやり直すお話で、好きなストーリー展開でした。

優しかった妻ウジンは鬼嫁となり、毎日ジュヒョクは生きた心地がしない。そんなとき学生時代の後輩へウォンに会い「あの時好きだった」と言われる。ある日高速で走っていると「人生は変えられる」という看板があり、いきなり見知らぬ料金所が現れ2006年の500ウォンコインを投げ入れると2006年に戻っていた。そしてバスの中で以前はウジンを助けたが今回は彼女を助けることを止め、へウォンと一緒にコンサートへ出かける方を選ぶと、妻がウジンからへウォンに入れ変わっていた。しかしへウォンはすぐ切れるお嬢さまで自分の思い通りにならないと離婚だと騒ぎだす。ウジンはジュヒョクと同じ職場にやって来て同僚となり一緒に働きはじめ、何かとジュヒョクは彼女から目を離せずにいる。アルツハイマーになっていたウジンの母だけがジュヒョクを覚えていてうちの婿さんと呼んでいる。そんな時義父から紹介された会社がペーパーカンパニーでその融資が共謀だったと疑われ、ジュヒョクの銀行員としての職が奪われる…。

人生を決定的に変えてしまう選択。ジュヒョクが2006年にタイムスリップして１つの選択を変えただけで、周りの人たちの状況も変わっていました。結婚していなかった友人が結婚していて結婚していた友人が結婚していませんでした。ジュヒョクの取った選択はへウォンと結婚していてもうまくいかず離婚へと繋がり、職も奪われる結果でした。ジュヒョクはそこからそのまま人生を進めようとしますが、タイムスリップに気づいたウジンは2006年にタイムスリップすることにし（その時ジュヒョクも追随します）母がアルツハイマーになったのは父の急死であったことを思い出し、それを食い止め、その結果現代に戻ると父は2，3年前に亡くなり、母はアルツハイマーにならずに済み、セールスレディとしてバリバリ働いているのでした。またジュヒョクは独身者で旅を愛し一生独身を貫こうとしていました…。

過去に戻ってやり直してみると、最初に選んだ人生の何が間違いであったのか、どれほど気づきが足りなかったのかを反省するジュヒョクでした。そして良かれと思って選び直した人生にはそれなりの苦労があり、それほど幸せな人生ではありませんでした。最終的にはウジンもジュヒョクも新しい人生で違うパートナーを選ぶこともできたのに、結局同じパートナーを選びます。そこには愛しているという気持ちが流れていたから。素敵なラブストーリーでした。そしてお互いを尊重し合い思いやる気持ちさえあれば、結婚は破たんしないことを物語っているドラマでした。

びっくりし楽しかったのが「キム秘書はいったい、なぜ？」に出てたヨンジュンの友人で社長パク・ウシク役のカン・ギヨンさんがその役名のまま銀行の迷惑な客として登場したことでした。「キム秘書はいったい、なぜ？」がまだ記憶に新しかったので嬉しくなりました。粋な計らいでした。同じテレビ局で「キム秘書～」のすぐ後この「知ってるワイフ」が放送されたためだと知りました。またジュヒョクの妹役に「主君の太陽」でゴンシルの姉役のパク・ヒボンさん、支店長役に「ミセン」の資源チーム部長のソン・ジョンハクさん、銀行のこれまた迷惑な客に「ミセン」の資源2チーム代理のチョン・ソクホさんが出てました。

チソンさんの演技を観ていると何となくチ・チャンウクくんの演技を思い出し、顔は全然似ていないのに何だか雰囲気とか表情がとっても似ていると思いました。しかも声までも。新しい発見でした。

このドラマを観れて良かったです。naonaoお勧め度★★★★