SSブログ

LINK~ふたりのシンパシー [韓国ドラマ]

韓国ドラマ「LINK~ふたりのシンパシー」(Link:Eat,Love,Kill)を観ました。

LINK:ふたりのシンパシー

(ディズニープラスで配信中)

2022年の作品。IMDb評価は7.5。ロマンス・ミステリー・ヒューマンドラマ。「女神降臨」のムン・ガヨンちゃんが出ているので観ました。私のちょっと苦手なミステリー絡みでしたが、怖い、ホッとできる、泣ける、ときめくのバランスがうまく、主役二人の演技も良かったので結構良かったです。でも欲を言えばもっとミステリー部分が少ない方が好みでした。

双子の兄妹の兄であるゲフン(ヨ・ジング)は幼い時に遊びに夢中になり妹ゲヨンを放っておき、妹は行方不明になってしまいます。その時点から父はずっと家を離れて妹を探しに出かけ、母は精神が壊れ、彼にできることは美味しい料理を作って母に食べさせることだったので、成人した彼は今はコックとして働いています。双子にしか共有できなかったシンクロする感情が妹を亡くしてからは無くなっており、18年ぶりにまた同じような誰かの悲しみ、苦しみ、喜び、怒りなどの感情を感じ戸惑うゲフン。誰の感情なのかわからずにいましたが、それは彼が新しく開いたレストランの向かいにいる鍋屋のレストランの娘、ダヒョン(ムン・ガヨン)であることがわかります。そして彼女にはストーカーがいて、そのストーカーもダヒョンもゲフンもそしてその妹のゲヨンも幼い時みんな繋がっていたことが後でわかります…。

ストーカーに襲われ気づいたら彼が頭から血を流していて、母や祖母が冷蔵庫に死体を入れたり、その冷蔵庫が向かいのレストランに運ばれていて死体がなくなっていたり、母が犯人の一人を殺していたり、閉じ込められていたのはゲヨンだけでなくダヒョンも一緒で、ダヒョンは単に記憶を無くしているだけだったり、また残るもう一人の犯人がストーカーを殺してまたも冷蔵庫に入れておいたり、その犯人がダヒョンに接近してきたり…と結構ハラハラドキドキで怖いシーンがある一方、ダヒョンの感情を感じるようになったゲフンは悲しみや苦しみを抱えるダヒョンの前に姿を現し必ず助けに入ってきて、どんどん二人の距離が接近し、ついには恋人同士になり、そしてまた別れ、くっつきを繰り返し、ラブロマンス特有の胸キュンのシーンなんかもありました。そして妹を心配し、父親を心配し、母親を心配し続けたゲフンに対してダヒョンが掛けた言葉「他の誰でもない。あなたは一体どうなの?あなたは大丈夫なの?」という言葉や、ゲヨンが兄ゲフンに伝えてとダヒョンに託した言葉「お兄さんのせいじゃない。お兄さんは何も悪くないから。だから泣かないで」という言葉をゲフンが思い出すとき、観ているこちらまで一気に涙がこぼれました。いろんな感情が渦巻いたドラマでした。

気の毒だったのはピアノの先生とその子供~父はホームレスとなり、子供は大きくなって今は警察官になっているその親子。誘拐犯として逮捕されて証拠不十分で釈放されてもその汚名が小さな町ではいつもついて回り、親子の縁まで切っていたこと。やるせないです。主演のヨ・ジングくん、かつて「太陽を抱く月」のキム・スヒョンくんの子供時代を演じてその演技の凄さに圧倒されましたが、そこから大きくなって主役を張ってやはりその演技のうまさは変わらないと思いました。時々角度によって彼がソン・ジュンギさんに見える時があります。顔のパーツの配置が一緒かも。ムン・ガヨンちゃんは相変わらず可愛くて、ふんわりした感じが好き。二人のケミも良かったです。naonaoお勧め度★★★★

nice!(15)  コメント(1) 
共通テーマ:映画