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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 [Wes Andersonウェス・アンダーソン]

アメリカ映画「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(The French Dispatch / THE FRENCH DISPATCH OF THE LIBERTY, KANSAS EVENING SUN) を観ました。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2022/04/27
  • メディア: Blu-ray

2021年の作品。IMDb評価は7・2。ウェス・アンダーソン監督作品。コメディ。編集者が語るオムニバス形式の物語。相変わらずウェス・アンダーソン監督の独特な世界が広がった美的センス抜群の絵本のような世界でした。

フレンチ・ディスパッチ誌の編集長(ビル・マーレイ)が亡くなったことで廃刊が決定し、編集者たちは最終刊を素晴らしいものにしたいと集まる。一人一人の編集者たちが語るいくつかの物語…。

何といっても豪華な俳優陣でした。絵描きで囚人役のベニチオ・デル・トロ、刑務官役のレア・セドゥ、学生運動家のティモシー・シャラメ、美食家で警察署長役のマチュー・アマルリック、自転車で記事を集める編集者役のオーウェン・ウィルソン、絵画ブローカー役のエイドリアン・ブロディ、謎のけばけばしい女役のシアーシャ・ローナン、他にもウィレム・デフォー、エドワード・ノートンなどなど。ストーリーの面白さより、映像の美しさ、箱庭的な可愛さ、絵本を観てるような世界、そこにフランスっぽいお洒落な建物やら小物やらが素敵。ストーリーは微妙で、セリフを追うのがつまらなく感じる時があり、この監督の映画は映像の可愛らしさ、色彩の素晴らしさに特化している感じがします。今回はカラー映画にモノクロ映画、アニメも加わった構成でした。立体絵本みたいな場面も良かったし、エンドロールで流れる雑誌の表紙も良かった。モノクロ部分も素敵ではあったけれど、やはりカラーのほうが断然好きだし、この監督から色彩を獲ったら楽しさが半減する気がするので、全部カラー映画でも良かったのになあと思いました。naonaoお勧め度★★★★

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