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エマ 恋するキューピッド [イギリスドラマ]

イギリスドラマ「エマ 恋するキューピッド」(Emma)を観ました。

エマ 恋するキューピッド[Blu-Ray]

エマ 恋するキューピッド[Blu-Ray]

  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • 発売日: 2013/10/25
  • メディア: Blu-ray
2009年の作品。IMDb評価は8・1。BBC制作でジェイン・オースティン原作。人の恋にばかり夢中になっているエマが自分の恋に目覚めるまでを描いています。ロモーラ・ガライ主演。彼女というと映画「エンジェル」を思い出しますが、このドラマ「エマ」では彼女のキュートさ全開で彼女に打ってつけのはまり役でした。4話200分程度と短くサクサク観れました。

農夫マーティンとハリエットの結婚に反対するエマ(ロモーラ・ガライ)はハリエットと牧師エルトンが結ばれればいいと思って二人をくっつけようとします。しかしエルトンはハリエットでなくエマが好きでエマは眼中になし。エルトンは傷心旅行中他の女性と電撃結婚して戻ってきます。伯母の面倒を見ているフランクがやって来ると、今度はハリエットがフランクが好きなのだとエマは勘違い。ハリエットとフランクのキューピッド役になります。しかしここでも勘違い。フランクはベイツの姪ジェーンと婚約するのです。少し前には幼い時からずっと身近にいたナイトリー(ジョニー・リー・ミラー)がジェーンとの仲で噂になっていて、ハリエットも本当に好きなのはナイトリーだとエマに言い放ちます。その時初めてエマはナイトリーを意識し彼のことが好きなのだと自覚するのです。そしてタイムリーにもナイトリーにエマは愛の告白を受け、その後結婚して新婚旅行に向かい、めでたしめでたし。ずっと近くにいてエマが恋の世話をしてきたハリエットも、結局最初のお相手マーティンと結婚するのでした…。

ナイトリー演じたジョニー・リー・ミラーが別のキャスティングのほうがいいなあと思っていたのですが、アンジェリーナ・ジョリーの元夫であり、観たはずの映画「イーオンフラックス」にも出ていたと知りました。全然記憶にない顔でした。それはともかく、19世紀の貴族たちの恋模様を描き、ロモーラ・ガライ演じるエマの天真爛漫さとキュートさが際立ったドラマでコンパクトにギュッとエッセンスが詰まっていました。何度もドラマ化されてる「エマ」の中では最も評価の高いドラマで、観れて良かったです。naonaoお勧め度★★★★★

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フリーバッグ [イギリスドラマ]

イギリスドラマ「フリーバッグ」(FLEABAG)を観ました。

Fleabag: Season 1 [Blu-ray]

Fleabag: Season 1 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Screen Media
  • 発売日: 2020/02/11
  • メディア: Blu-ray

2017年の作品。IMDb評価は8・7。コメディ、ヒューマンドラマ。役者と脚本家を兼ねているフィービー・ウォーラー=ブリッジのト書きの部分や自分の心情までも全て語る独特なスタイルのドラマ。30分×6話と短く、シーズン2も制作されています。下ネタ、セックスネタのオンパレードで決して上品とは言えないのですが、最後に彼女の心が酷く傷ついてることがわかり、彼女とそれまで観てきた下ネタのオンパレードさえ一気に愛おしく感じられるドラマでした。

フリーバッグ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)は友人と一緒にカフェを開くことに。時々フラッシュバックするように亡くなった友人との日々が目の前に現れたりします。父とも義母とも姉との間でもギクシャクしているフリーバッグ。陽気で皮肉屋でいつもセックスのことばかりを考えているフリーバック。彼氏もとっかえひっかえしているフリーバッグ。でも本当の彼女は…。

フリーバッグの友人はフリーバッグが友人の彼氏と寝たために、それをきっかけに死んだのでした。それが最後にわかり、今までの軽くて下品なドラマが一転して深刻で重たいドラマに。その変わり具合が実に良かったです。高評価なのはこの展開にありました。下品で観てられないと思うかもしれませんが、本編のほとんどと最後のギャップがイタリア映画の「ライフ・イズ・ビューティフル」みたいでした。もっともイタリア映画は本編のほとんどがお茶らけた軽い映画から最後は泣けて泣けて仕方がなかったのですが、その展開のギャップ、落差みたいなものがこのドラマと同じでした。この落差がたまらなく良かった。naonaoお勧め度★★★★★

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戦争と平和 [イギリスドラマ]

イギリスドラマ「戦争と平和」(War & Peace)を観ました。

戦争と平和 DVDBOX

戦争と平和 DVDBOX

  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • 発売日: 2017/03/02
  • メディア: DVD

2016年の作品。IMDbは8・1。トルストイの「戦争と平和」が原作。BBCが2年かけて制作。トム・ハーパー監督作品。原作読んでいないのですが手っ取り早くどんな話なのか知るために観るのもいいかなあと思って観ました。6話と短いのですが、見ごたえありました。

1800年代のナポレオン戦争の時代の3つのロシア貴族の若者を描く。ナターシャ(リリー・ジェームズ)は恋に恋している。アンドレイ(ジェームズ・ノートン)は妻子あるも、戦争に行って英雄になりたいと思っている。ピエール(ポール・ダノ)は婚外子だが彼には莫大な遺産が突如転がり込む…。ピエールは初めからナターシャが好きだったが、言い寄ってきた美女のエレンと結婚。エレンの放蕩生活を見て見ないふりをしている。ナターシャは妻を亡くしたアンドレイと恋に落ちるも、アンドレイの親の命令で一年間アンドレイが別のところへ行っている間、ナターシャはアナトーリに誘惑され駆け落ちする直前で失敗に終わり、酷く傷つく。のちに戦争中に負傷して戻ってきたアンドレイとナターシャは再会しお互いの愛を確かめ合うも、アンドレイは死亡。ピエールも戦争から戻り、ナターシャにプロポーズ。最後はナターシャとピエールの二人と子供たち、マリア(アンドレイの妹)とニコライ(ナターシャの兄)の二人と子供たちが外でテーブルを囲み楽しそうなシーンで終わりました。

華やかな貴族の社交界に戦争の暗い影、若者たちの野心や愛、人間関係が絡みとても面白かったです。ロケもエカテリーナ宮殿やエルミタージュ美術館など使っているそうで素晴らしく目の保養になりました。「シンデレラ」に出ていたナターシャ役のリリー・ジェームズはとっても華があり、可愛いらしくて魅力的でした。心身ともにボロボロになった時のシーンで、彼女の体にヒルを這わせて病気治療していたのは当時の病気治療法だったのか、驚きでした。「リトル・ミス・サンシャイン」のお兄ちゃん役、最近見た「それでも夜は明ける」にも悪役で出てたピエール役のポール・ダノが今回の主役で、とてもいい味出してました。ピエールがフリーメーソンに入るシーンもあり、フリーメーソンがロシアにも広く浸透していたんだなあとこれも驚きでした。

ロシア文学はたくさんの人名、そして長編なので本を読むことは敬遠してきています。でもこういう映像で観てから本を読むのは少しは名前と相関がわかり、大まかな流れもわかっていいなあと思います。以前も「カラマーゾフの兄弟」のドラマを先に観てから本を読みました。今回「戦争と平和」を観れたので、これを機会に本にも挑戦したいです。naonaoお勧め度★★★★★

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ジェイン・オースティンに恋して [イギリスドラマ]

イギリスドラマ「ジェイン・オースティンに恋して」を観ました。

Lost in Austen / ジェイン・オースティンに恋して(英語のみ) [PAL-UK] [DVD][Import]

Lost in Austen / ジェイン・オースティンに恋して(英語のみ) [PAL-UK] [DVD][Import]

  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2008/09/29
  • メディア: DVD
(日本語版は出ていないようです)

2008年の作品。IMDbは7・4。ジェイン・オースティンの書いた「高慢と偏見」の世界が大好きなアマンダが登場人物のエリザベスと交替に18世紀の「高慢と偏見」の世界へとタイムトラベルしてしまうお話。ちょっとドタバタなパロディで面白かったです。

現代のロンドンのアマンダ(ジェミマ・ルーパー)のバスルームに「高慢と偏見」の登場人物エリザベス(ジェマ・アータートン)が現れ、壁を押しやるとそこはエリザベス一家の住む家の廊下でした!朝から晩までジェイン・オースティンが書いた「高慢と偏見」の世界に憧れている現代のアマンダはタイムトラベルしてしまったその18世紀の世界にしばらくとどまり、本の通りに何組かの男女を一生懸命くっつけようとするのですが、うまくいかず。また評判の悪いウィッカムはそう悪い人でなかったり、エリザベスと本来結婚すべきダーシー(エリオット・コーワン)に恋してしまって、最後は相思相愛に。それでもその本の世界を壊してはいけないと別れを決めますが…。

エリザベス役のジェマ・アータートンはエディ・レッドメインが出てたドラマ「テス」や映画「007慰めの報酬」「タイタンの戦い」などでお馴染みでした。「高慢と偏見」の小説読んだことがないので読んでみようかなあと思いました。また古典なので「高慢と偏見」は他にもドラマ化や映画化されていて、それを探してみるのもいいなと思いました。

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女王ヴィクトリア 愛に生きる ~シーズン1・2 [イギリスドラマ]

イギリスドラマ「女王ヴィクトリア 愛に生きる ~シーズン1・2」を観ました。

女王ヴィクトリア 愛に生きる DVDBOX

女王ヴィクトリア 愛に生きる DVDBOX

  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • 発売日: 2017/12/02
  • メディア: DVD
女王ヴィクトリア2 愛に生きる DVD-BOX

女王ヴィクトリア2 愛に生きる DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • 発売日: 2019/10/25
  • メディア: DVD

2016年~2017年の作品。IMDb評価は8.2。イギリス女王ヴィクトリアを描く歴史ドラマ。シーズン3まであるらしいのですが、日本での公開はシーズン2まで。実在の人物を扱い、19世紀イギリスのことやイギリスを取り巻く環境などもっと歴史を知りたくなるようなドラマで面白かったです。シーズン1は18歳で女王になったビクトリアがドイツ人のアルバートと結婚し子供が生まれるまでを描き、シーズン2は次々と子供が生まれ、アイルランドの飢餓状態(100万人が命を落とし200万人がアメリカへ移民)、フランス、スコットランドへの旅など描いています。

一番びっくりしたのが、夫アルバートの兄が女遊びをしてたぶん梅毒かなにかに罹っている(背中に赤い斑点が出る)のですが、その治療法が水銀の蒸気浴というもの。余計に命を縮め具合が悪くなりそうですが、その頃の医学ではそれが治療法だったというのが驚きでした。また宮廷内をろうそくからランプにしようとしたとき、たくさんのネズミが出てそれを断念したり、女官の一人が遠い親戚のアメリカに住む叔父が亡くなり遺産を継いだのですが、その遺産というのが奴隷10人でした。彼女は奴隷を解放したいと願いその遺産を現金化せず解放してあげます。議会でも奴隷を解放する議決シーンもありました。また蒸気機関車に乗るシーンもあり産業革命の時代だったのだなあと。そういえばシャーロック・ホームズが活躍する時代もこのヴィクトリア朝時代でした。主役のヴィクトリア演じるジェナ・コールマン、とってもキュートな顔立ちで初めましてでした。もっと彼女の作品を観てみたいし、ビクトリア朝時代を探ってみたい気持ちになりました。

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